今日は外壁補修の様子をお伝えします。
外壁に沿って足場を組みました。
職人さんが小さなハンマーで壁を叩いて、その音で表面のモルタルが
柱や壁のコンクリートから剥がれていないかを検査します。
壁に悪いところがあるとペンキのスプレーでマーキングします。
検査の結果、剥がれている箇所が広がっているので、
「アンカーピンニング工法」と言われる方法で、接着することになりました。
ステンレスのピンを打って、それを接着剤で固めることにより
隙間を埋めると同時に、モルタルが落ちないように固定するという工法です。
その為には、まずピンの長さを決めなくてはいけません。
筒の先にダイアモンドの刃を付けた電動工具で
「コアー」と呼ばれる穴を機械で開けて、部分的にモルタルを外します。
上手く穴が開きました。
モルタルの厚みは25mmですね。
外したモルタルも見てみます。
ピンは、コンクリートに30mm入れて、その表面を覆うモルタルには25mm入れます。
ただし、外壁からピンが飛び出さないように、そこから5mm短くしますから、
合計で50mmの長さのピンを打つことにします。
これで使用する材料や工法が決まりました。
見積書を作って施主に相談します。