基礎コンクリートも打ち終わり、鉄骨工事に入る前に土を掘った部分の埋戻しと土間下の配管工事を行います。今回はその様子を少し紹介します。
基礎を作るための作業スペースを確保するため、基礎の大きさより大きめに掘ってあるので、その部分を埋め戻します。
埋戻しに使う土の予定数量は約270㎥です。上の写真のダンプカーに積載されている土の量は約6㎥なので、45車分もあります。変わる変わる色んな色のダンプカーが現場に入ってきます。
土を持って来て、現場に降ろして、また土を取りに行っての繰り返しです。
その間にショベルカーが土を色々な場所に振り分けます。
そんな地道な作業を経て埋戻し完了しました。
埋戻しが終わり、次に土間配管工事に入ります。
床のコンクリートを打ってしまうと、できなくなってしまうので、先に行います。
普段生活で使われている蛇口から出る水は圧力によって押し出されています。
しかし、その使った水を流す排水は自然な勾配によって流れていきます。
そのため、下水道本管に繋ぐまでの間に適正な勾配を取って配管しないと排水が詰まる原因になります。
水平器と言う道具を使って、勾配が適正に取れているか確認します。
左側の写真の気泡が線の真ん中にある状態が水平な状態です。(写真左)
右側の写真は気泡が左に1メモリ分寄っています。1メモリで1/100の勾配が取れている事になります。
建設現場ではダンプカーで土を運んでくるような力技から、1/100の勾配を確認する繊細な作業までさまざまあるのです。
土間配管が終われば次は鉄骨工事です。いよいよ建物の外形が見えてきます。
それでは次回をお楽しみに!!