今回 屋上防水の更新工事も含まれています。
防水は色々な工法が開発されていて 覚えきれないほどありますが今回は 「機械固定式絶縁工法によるウレタン塗布防水」 です。
ウレタン塗布防水とは ペースト状のウレタン樹脂を塗りつける工法。
絶縁工法とは 既存の防水を撤去しないで その上に縁を切った状態で膜を乗せておく工法。
機械式とは 新しく作った膜がそのままでは飛んで行ってしまうのでピン型の金物を既存の防水に刺して、金物で固定する工法です。
言葉で書くと 難しいですね。(笑)
先ず 風で飛ばなくて、地震で建物にヒビが入っても 一緒に切れないように既設の屋根の上に絶縁シート呼ばれるビニールシートを敷きそれを長さ60mmの足が付いた丸い金物で固定します。
その際 間隔が広すぎてはダメなので、30cmピッチで確認しながら打ちます。
真ん中部分は45cmピッチです。
シートの継いだところは、15cm巾のクロス(細かい網状の布)を芯にしてウレタン樹脂を塗りつけます。
それが終わったら 全体にウレタン樹脂を塗り付けます。
必要な厚みが確保できるように均等に塗り付けていきます。
これを2回塗ると 防水層は出来上がり。
完成した写真奥の部分は表面の光沢で床に足場と青い空と白い雲が写っています。
(写真手前はこれからウレタン樹脂を塗り付けるため、まだ絶縁シートが見えています)
塗膜防水は継ぎ目のないシームレスな防水層が出来上がることがメリットなのです。