鉄骨工事が始まり、毎日鉄骨部材を載せた大型トラックが現場に入ってきます。
上に乗っているのが柱で、その下にあるのが梁です。
上の写真は2階と3階の床に敷くデッキプレートです。鉄骨が組みあがった後に、このデッキプレートを敷いて、その上に鉄筋を組み、コンクリートを打設して、床になります。その様子は後日紹介します。
現場に運ばれてきた鉄骨部材をクレーンで吊り上げ組み立てていきます。
鉄骨の柱と梁を繋ぐ部分はボルトによって固定します。
高いところに登ってボルトを入れます。下から見ていると忍者みたいですね。
今回使用するのはトルシア形高力ボルトという物を使います。鉄骨の建築物で一般的に使用している物です。
ボルト径によって締め付ける強さ(トルク値)が決まっていて、機械を使用し締め付けることによって、ピンテールが破断し、締付が完了します。
ボルトの締付手順は3段あります。
1次締め⇒マーキング⇒本締めの順番に行います。
1次締めが終わったら、マーキングをします。
なぜマーキングをするのでしょうか?ただの落書きではありませんよ(笑)
ちゃんとした意味があります。本締めをした時のナット、ボルト、座金がとも周りをしていないか確認するためです。
マーキングをすることによって、締め付け後に確認できます。とも周りしたボルトは、外して取り替えます。
最後に本締めを行います。ここで、一定のトルク値で締め付けることによって、ピンテールが破断されます。
最後に、マーキングのズレ、ピンテールの破断の有無を目視で確認し、締め付けが完了です。
次回はデッキプレートの施工状況を紹介します。