市営地下鉄駅改修工事 7/18
トイレの防水工事の話です。
地下鉄の駅は 基本的に2階建てです。
地下1階は改札口や駅長室、トイレがあります。
地下2階は 電車が走る軌道と ホームがあります。
ですから トイレの床から 水が下の階に落ちるとホームのお客さんを汚したり、電車に水がかかって電車が走れなくなることさえあるのです。
そこで 既存の床をは壊してガタガタになった床にモルタルを塗って防水の下地を作くります。
防水材の接着が良くなるように プライマーを塗ります。
防水材の塗布の状況です。
防水は3回塗りますが 1回目と2回目の間にクロスシートと呼ばれる 荒い布のようなシートを入れます。
これは 防水の補強の為です。
この後 3回目の防水を塗って完了です。
しかし 防水工事が終わった後で左官屋さんが白いシートを貼りました。
絶縁シートと呼ばれる ちょっと厚みのあるビニールシートです。
この上にモルタルを塗って 防水層を保護します。
保護する為のモルタルですが 直接塗ってしまうと、固まる前のモルタルに入っているカルシュウム分が防水材と化学反応をして、防水材を壊してしまうからなのです。
この防水モルタルのおかげで、この上で人が乗って仕事が出来ますし床タイルの仕上げの下地にもなります。
既存の床の仕上げ材の厚みが 約5cmあって、新しい床も同じ高さになるのですから、同じ5cmで 上の仕事と床タイルの仕上げまでが納めなければなりません。
意外と大変な工事なんです。