工事着手に先立ち、お施主様・設計士・施工業者で地鎮祭を行います。
地鎮祭とは現場に神職を招いて神様にお供え物をし祝詞をあげ、現場を浄め、工事の無事をお祈りします。
(過去のブログにもいくつかご紹介させていただいておりますのでご覧ください)
現場代理人である私はこれからさらに気を引き締めより良い建物を創っていき
何よりお客様にとって価値以上の物創りに貢献していくと改めてふんどしを締め直しました。
では、いよいよ工事着工です!
今回の現場は、地盤が悪く、(雨の翌日は足が沈んでしまうほど)とても現状の状態では
建物が建てれる状態では、ありません。
その為、柱状改良を行い、その上に基礎を作り、建物を創っていく計画でした。
柱状改良?ってなに?ですよね!
柱状改良とは、まず土にドリルで穴をあけていきます。
そして、ドリルで穴をあけ終えたらドリルからセメントミルクを注入していきます。
その際にドリルを上下させ、土とセメントミルクを改良することで柱状にできた改良土の事を言います。
何しにいるの?ってとこですよね!
それは、地中にはいくつもの層が出来ていることはご存知だと思いますが、
今回の現場で地盤が悪いと言っても、地中に穴をあけていくと5mほど深い場所に固い層が発見されています。
ということは、そこの固い層まで柱状の改良土をつくれば建物が建てれるということなのです!!
その為に柱状改良が必要となってくるのです。
逆に地盤が固く、上屋の荷重も支えられるほど良質な地盤であれば、柱状改良の必要はなくなります。
地盤が悪い場合などで建物を支えるには、いくつもの工法があります。
その中でもなぜ柱状改良なのかというと、それは、現場が狭い場合だったり、上屋の荷重の問題だったりと
いくつかの構造計算をされたうえで設計されていきます。
前説が長くなりましたが、柱状改良をやる為、まず、設計されているセメントが
現場の土と本当に適合しているのか、強度が出るのかを確認する為、
一番柔らかい層を掘り出しその土を採取し、試験場に持ち込み強度試験を行います。
採取した試験体は2週間ほどたってから強度が出てくるため、それまで現場では、
柱状改良を行う場所を印していきます。
全部で85か所 柱状改良を行うので、1つずつ確実に寸法を測りながら位置を出していきます。
しかし印をする場所が土・・・どうやって土に印をしていくかですね・・・・
次回!柱状改良位置出し~施工をご紹介いたします!!