<お客様からの要望>
・既存市営住宅内での工事で、居住者様含め多くの方の生活する中での工事になる為、騒音粉塵への対策と配慮。
・同時に、道路通行や重機など、狭い範囲での作業となる為、事故の無いよう安全作業の徹底。

<注意したこと>
・元々目隠しフェンスとして機能していたコンクリート塀の交換の為、わずかな日数ではありますが、フェンスの無い期間が発生する工程となりましたが、その間にも隣地の居住者様からのお互いの目線が気にならないよう仮設の目隠しフェンスを設置することで各住戸のプライバシー保護には特に気を付けました。
・工事期間中、居住者様の落ち着かない状態を作らないことで、なるべく普段と変わらない生活を過ごして頂けるよう配慮しています。

<実際の工事であったこと>
・年数の経った集合住宅だったこともあり、施工箇所の地中には、図面にも記載されていない古い水道・ガス配管や構造物などがあちこちに埋設されており、掘削中それらが発見される度に工程や施工方法を変更したり、対応を迫られたりと、気の抜けない現場でした。
・そんな中でも、発注元の工事ご担当者様と密接に連絡を取り合い情報共有をすることで、現場を手待ちにしないよう素早い判断をしていくことが出来、同時に、現場の職人さんにも要所要所を手掘りで地中の状況を確認してもらう等することで不要な破損やトラブルを防ぐことが出来ました。

<その他>
・最近ニュースなどでその危険性が大きく報じられているコンクリート塀ですが、今回の工事で軽量で丈夫なアルミ製フェンスに置き換わり、機能はそのままにより安全になりました。
・年数の経ったコンクリート塀は見た目には何ともなくても手で引っ張ると崩れ落ちるほど脆くなっている場所も多くあり、こういった塀の倒壊の危険性、怖さを身をもって感じました。
・敷地内にコンクリート塀のある方、是非専門家の診断を受けられることを強くお勧めします。