<お客様からの要望>
・以前テナントとして借りていた部屋で、元の状態にして不動産屋さんに返すため、不動産の担当者の方にも意見を仰ぎ要望等があれば取り入れてほしい。
・以前使っていた照明機器等が残っており、新しいオフィスでも一部再利用したいものがあるため綺麗に取り外してほしい。

<注意したこと>
図面が不十分で部屋の元の状態が不明瞭だったため、事前調査の段階から不動産の担当者様にも立ち会っていただき、どのように模様替えするか協議の上決定しました。
電気関係の器具を丁寧に取り外すため、工程の初日は器具の撤去に1日を使いました。施主様の新しいオフィスに届けましたが、傷もなく、非常に満足していただけました。

<実際の工事であったこと>
当初、既存のフカシ壁を撤去すると元の壁がクロス下地が残った状態で出てくるという予定でした。しかし、実際に壁に穴を開け裏を確認してみると、古いタイルが残っていたり、素地のままになっていたりする部分がほとんどであることが分かりました。このままでは、クロスが貼れず、下地調整をしようにも予算と工期をオーバーしてしまうため、不動産の担当者様とも協議し既設のボードの補修を行い、その上からクロスを貼る仕様に変更しました。おかげで無事、工期内に綺麗に仕上げることができました。

<その他>
工事中の段階から次の入居希望の方が部屋を下見に来られており、工事完了次第部屋を貸したいという不動産の担当者様からの要望がありました。幸い、工事は順調に進み工期も短縮できたため、予定より早く引き渡しを行うことができました。