福祉施設 新築工事
鉄骨造
3階建て
延べ床面積 986.06㎡
<お客様からの要望>
・地域に馴染むことのできる暖かい雰囲気の建物を創りたい。
・施設運営の従業員が管理をしやすいようにキープランを作ってほしい。
・廊下を狭い空間と感じないような出来栄えにデザインをしてほしい。
・建物周囲の土間仕上げはインターロッキングのデザイン貼りをしてほしい。
<注意したこと>
・床から90cmの壁仕上げは化粧板を使った仕様となっており、工事の順序で早い段階に施工をする必要があったので後続作業にて化粧板を傷つけないように、全箇所養生材にて保護を行いました。
・今回は施錠する扉が約100箇所あり、それらを少数の従業員さんで管理されるため、効率よく施設運営ができるように、作成したキープランを実際に現地でプレゼンしました。
・インターロッキングの施工時期は梅雨に入っていたので、雨が降った後は地盤が十分に乾燥するまで時間を置くか、部分的に改良を施して、完成後に沈下することのないよう管理しました。
<実際の工事であったこと>
・例年よりも長く、ひどかった梅雨の影響で外構工事等には遅延が予想されましたが、他作業の進捗を早めていたことや下請負業者の協力もあり、大きな遅れとはなりませんでした。
・工事中盤には新型コロナウイルスの影響で、緊急事態宣言が発令され、その後の打ち合わせ等は全てリモートとなり、解除されるまでは現場を確認していただくこともできない状況下で工事を進めなければいけませんでした。私も初めての経験で、どうすれば満足のいく、建物を提供できるのか悩み考えましたが、要望等は設計士が対応してくれるため、私はお客様が現場確認をできない部分を自分の目で補い既存施設の運営方法や各室の使い勝手などを教えていただき、なるべく現場に反映するよう努めました。完成時には大変有難い御言葉をいただき、また一つ会社・自分の成長の糧とできました。
<その他>
4月から全国に新型コロナウイルスが蔓延しましたが、工事を遅らせることもできない為、作業員の検温、マスク完全着用、必要箇所のアルコール消毒と三密を避ける対策を徹底し、感染予防に努めながら工事を進めました。結果、お客様、近隣の方にもご迷惑をおかけすることなく、無事に予定通り工事を完成することができました。