＜お客様からの要望＞
・同敷地内の本社工場は通常通り営業しており、トラックやフォークリフトが敷地内を走行するので、作業スペースをあまり広げないように注意してください。
・倉庫内へはフォークリフトで出入りをするので、開口部の勾配は急になり過ぎないようにしてください。

＜注意したこと＞
・敷地内のスペースが限られた中での工事でしたが、鉄骨工事やオーバースライダーの材料搬入など、大型の車両を用いなければいけない時は、接触事故など起こさないよう細心の注意を払いました。
また、隣接する施主様の駐車場スペースを利用させていただき、レッカー作業やコンクリート打設作業を行うことで、敷地内での作業スペースを最小限に抑えました。

＜実際の工事であったこと＞
・倉庫入口のアスファルト舗装には勾配をつけるので、施主様からフォークリフトの走行に支障が無いか心配のお言葉を頂きました。フォークリフトで幅の長い荷物も運搬されるので、急勾配になってしまうと旋回時に荷物が地面に擦ってしまう恐れがあります。勾配が出来るだけ緩やかになるように、アスファルト舗装の距離を伸ばす事を施主様に提案し施工しました。
完成後にフォークリフトで試運転して頂き、「スムーズで安心して走行出来ました」と言って頂けたので、巧く施工出来て良かったです。

＜その他＞
・元々工期が短い中、工事後半は雨の日が続いてしまい、外部工事が難航しました。アスファルト舗装は材料が急激に冷えてしまうと強度が下がってしまうため、雨天では施工することが出来ず２度工事を延期しました。施主様からご要望頂いていた建物の使用開始日が迫っていたため、２度の延期は非常に痛手でしたが、協力業者と打ち合わせを重ね、午後まで掛かる作業を午前中で完了させる段取りが出来たので、午前中晴れる日を狙って施工し雨が降り始めるまでに作業を完了させました。作業を効率良く進めたおかげで、ご要望の使用開始日までに建物を完成させることが出来ました。