＜お客様からの要望＞
・事務所っぽさが出ない建物にしたい。
・外壁の一部に木目調のサイディングを使用したい。
・内装は天井と床は木目を使い、壁は基本白にしてメリハリをつけたい。
・追加要望としてバーチカルブラインドをつけたい。

＜注意したこと＞
・外壁の板金では板の巾を大きいものにするか、小さいものにするか、お客様が悩まれていたので、過去の施工事例を参考に見ていただいたり、1ｍ程度の現物サンプルを確認していただくことで、より分かりやすく建物外観をイメージしてもらえるように注意しました。

・造付家具の製作では実際に使われる備品・什器に見合ったサイズや使い勝手、配置などの情報を事前に確認することで出来上がってから物が入らない使いにくいといったことがよう注意しました。


＜実際の工事であったこと＞
・エステルームは白が基調の部屋でしたが、お客様の満足いく白さのクロスがなかなか見つからず、メーカーのカタログから似たような柄のクロスのサンプルを何種類も取り寄せて、ようやく気に入ったクロスを見つけてもらうことができました。
他にも現場で使う材料は全て現物のサンプルを準備して、お客様ご自身で確認していただきました。

・スイッチ・コンセントの配置なども電気業者と一緒に打合せを行うことでスイッチの過不足や配置の問題をしっかりとクリアして施工することができました。

＜その他＞
長年使われてきた旧社屋を解体して、新しく事務所を立て直すということに携わることができました。
「末永く愛着の湧く建物を作らせていただきたい」という思いで日々打合せを重ねて、なるべく自分の感覚をお客様に近づけられるように、またイメージが難しい場面ではプロとして的確なアドバイスができるよう、試行錯誤の日々でしたが、楽しく充実した建物創りをさせていただきました。