＜お客様からの要望＞
・テスト期間や2月の入試の時期は今後の人生に関わってくるので工事をしないでほしい。
・建設業の働き方を変えるために週休2日の現場にするので模範となるように工事を進めてほしい。

＜注意したこと＞
・テスト期間や入試の時期は、学校側と入念に打ち合わせを行い、お互いに無理のない工程を作成、提案して工事を進めるように致しました。
・建設業の働き方改革のモデル現場になっていたので模範となる行動をいつも以上に注意致しました。
（例）週休2日の現場なので土日休み、現場都合で出なけれないけない日は翌週のどこかで休工など。

＜実際の工事であったこと＞
・トイレの壁（タイル）に化粧ケイカル板を直貼りする直貼り工法を施工致しました。トイレの通路を狭くしない為に採用された工法でした。
しかし、既存のタイルが取れそうだったため施工しても倒れる危険性がありました。その為、タイルが剝がれそうな部分に関しては、全て撤去しモルタル補修後に化粧ケイカル板を直貼り致しました。
エントランスホールもタイルが落ちそうになっていました。
スペースに余裕がありましたので軽量下地（鋼製）建て、べニア板貼りの上に化粧ケイカル板を貼りました。状況に応じて提案し、品質管理をしっかりと行いました。

・工事現場の周りには高層マンションが多くあり、解体工事中に何度か騒音の相談を受けました。
対策としては解体工事エリアに防音シートを施工致しました。建物と防音シートに隙間があり、音が漏れてしまうので、屋上部は防音シートを巻き込むなどの工夫を行いました。内部にも防音シートを張り、二重に対策を行いました。

・職員室のOAフロア工事を施工した際に、配線の関係でOAフロアの高さを30mmから100mmlに変更いたしました。OAフロアの施工自体は問題なく行えましたが、窓際にある落下防止用手摺が床を上げた為、法規上の1100mm以上にならない為、監督員と協議の上、落下防止手摺を法規上の高さに新設しました。

＜その他＞
現場を見た先生方が「だいぶ雰囲気が変わって明るくなった」「早くこっちの校舎で仕事をしたい」と、嬉しいお言葉を言っていただけたのが非常に嬉しかったです。